診療日誌

8月27日(木)

親から子へ、子から孫へ・・・・・

80年以上診療を続けていると、親、子、孫の3代に渡って来院して頂く方も珍しくありません。

F様は40歳の頃よりお見えになり、私の祖父、坂口弘、そして私・・・とこちらも3代に渡り拝見させて頂いていた方です。

F様は2007年10月、85歳でお亡くなりになられました。

亡くなられる1ヶ月前まで、週4日〜5日はジムで運動し、ワインを毎晩ボトル半分飲んだりと、楽しい人生をお送りになっておられました。

私が「今年のボジョレーはなかなかいけたよ!」と言うと、「今年は買い損ねて、飲めなかったよ」とおっしゃったことがあります。お気の毒と思い、探して来て買ってきてあげました。

次の年、「今年はボジョレー、一緒に買っておくよ」と約束しました。

その一ヶ月後、F様はお亡くなりになられました。

御霊前にボジョレーを供えさせて頂いたのがせめてもの私なりの供養となりました。

さてそれから2年・・・・・

息子様、と言ってもボクと同い年の方なのですが、亡くなったお父様とそれはもうソックリな容貌でおみえになりました!

「なんか、オヤジと同じ症状なんですよねぇ」とおっしゃって、診察してみると、腹診(おなかのしんさつ)所見が、これまたお父様と同じ!うわぁ、ここまで似るのか!

と言うことで、最初にF様(お父様)を拝見したのは私の祖父なのですが、その当時にお父様にお出ししたのと同じ処方をしてみました。

なかなか深くていい話・・・・でしょ?

Takao Hosono, Tokyo

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