診療日誌

11月28日(月)

冬の到来を告げるゆりかもめが大阪診療所の側を流れる土佐堀川に飛来してきました。まだ数羽がみられるだけですが、そのうち大群となって川の上を飛び交い目を楽しませてくれます。

遠くからみているとなかなか可愛い鳥ですが、うっかり窓を開けると餌をくれると思うのか傍まで飛んで来てギャァギャァ大声で鳴き、数が多いときは怖ろしく感じるほどです。気性も荒いのか激しく餌を取り合って争っています。

私が大阪で診療を始める頃には既に餌も食べたのか難波橋の橋の街灯の上で羽を休めています。夕方3時半になると決まって一羽が空高く舞いだし、それに連られてあちこちに散っていたゆりかもめが集合し、しばらく群れて飛んだ後一斉にねぐらに向けて飛んでゆきます。

数年前から一羽の特に大きなゆりかもめに注目しています。何歳になるのか知りませんが、群れのボス的な存在だと思っています。餌の取り合いをするでもなく悠々と飛んで来ては、いつも一段と高いところにある阪神高速道路の街灯の上で他のゆりかもめを見守っています。

今はまだ先遣隊の数羽しか来ていませんが、間もなくボスも飛んで来るであろうと心待ちにして眼下の土佐堀川を眺めています。以前からボスに名前をつけようと考えていますが、なかなか気に入った名前が浮かんできません。誰か気の利いた名前を考えてくれませんか?

中田敬吾

大阪診療所 中田敬吾 理事長
筆者 中田敬吾 理事長
医療法人 聖光園 細野診療所 大阪診療所 責任者

昭和45年 京都大学医学部卒。昭和47年当院にて診療開始。

日本東洋医学会評議員。故細野史郎(聖光園細野診療所、創設者)・故坂口弘に師事。
昭和40年前半、学園紛争で大学内が荒れ果てていた頃、聖光園を知り、坂口弘先生について漢方の勉強を始める。京大病院内科で研修終了後、迷わず聖光園に入所し、漢方臨床研究に入る。昭和50年京都大学大学院に入学、胆道系の自律神経支配とプロスタグランディンの研究で医学博士号を受ける。
長年、日本東洋医学会関西支部支部長を務め、東洋医学会の指導的役割を果たしてきている。また、漢薬原料調査委員会においても委員長を務め、絶滅の危惧のある良質の生薬の保存に力を注いでいる。
京大柔道部OB(柔道4段)

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