診療日誌

8月11日(土)

毎年書いていますが、食べ物にも四季がある様に、漢方にも季節があります。夏に熱い物を過度に食べると体に熱がこもってしんどくなったり、熱が頭に上って頭痛になったりすることがあります。これと同じことが漢方にもあります。冬の温める処方をそのまま続けていると、体内に熱がこもって思わぬ事に・・・・

ある患者さんより、以前は調子良かったのに、最近クスリを飲むと、体がだるくてだるくて・・・、と言われました。

カルテを確認すると、1ヶ月半程前の涼しい時に出した処方(冬から同じ処方)でしたので、体を温める生薬がたくさん含まれていました。これではまるで、冷房のない部屋で1日3回鍋焼きうどんを食べている状態です!

と言うことで夏向けに温める生薬をかなり減らしてみました。完全になくすとまた体の中の冷えが起こってきますので、サジ加減が大切です。

写真はソウルの徳寿宮あたりで撮りました。縦横比をいじっていません。実際に見ると目の錯覚で体がふわふわと軽くめまいになりました。今、見直してもやはり頭がクラクラとしてきます。

Takao Hosono, Tokyo

東京診療所 細野孝郎 院長
筆者 細野孝郎 院長
医療法人 聖光園 細野診療所 東京診療所 責任者

昭和63年北里大学医学部卒 日本東洋医学会認定医・日本臨床抗老化医学会名誉認定医

川崎市立井田病院、藤枝市立志太病院、北里大学病院などを経て現在に至る。
北里大学病院では、膠原病・リウマチ・アレルギー外来を経て、漢方外来設立に尽力、担当。
1992年より当院でも診療を開始。
得意分野:内科系疾患全般、月経困難症や不妊などの婦人科疾患、皮膚疾患。また、体質改善や健康維持など、加齢にともなうエイジングケアの漢方にも力を入れている。
趣味:猫、ランニング、フルマラソン(東京マラソン4回、2013年シカゴ)、自転車など。

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