診療日誌

2月9日(月)

今年は寒さが比較的ましだと思っていましたが、2月に入ってから急に寒くなって来た感じです。体幹部はある程度着込んでカイロを入れればそれなりにしのげるのですが、特に足先など末端の冷えはなかなか大変です。

手足の冷えを訴えられる患者さんは、この時期には特に多いのですが、心臓から最も遠い足先の冷えは頑固です。基本的には足の血管を広げて血流を良くする感じの処方を選択し、さらにそこに腹部を温める生薬を加えていきます。場合によっては足の浮腫が冷えの原因となっていることもありますので、浮腫を改善する処方を基本に組み立てることがありす。処方名で言うと、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅっかんとう)などになります。

それらの処方も良いのですが、私は当帰芍薬散合甘草乾姜湯(とうきしゃくやくさんごうかんぞうかんきょうとう)などを基本に、人参や附子を加えて処方を組み立てたりをよくします。

Takao Hosono, Tokyo

東京診療所 細野孝郎 院長
筆者 細野孝郎 院長
医療法人 聖光園 細野診療所 東京診療所 責任者

昭和63年北里大学医学部卒 日本東洋医学会認定医・日本臨床抗老化医学会名誉認定医

川崎市立井田病院、藤枝市立志太病院、北里大学病院などを経て現在に至る。
北里大学病院では、膠原病・リウマチ・アレルギー外来を経て、漢方外来設立に尽力、担当。
1992年より当院でも診療を開始。
得意分野:内科系疾患全般、月経困難症や不妊などの婦人科疾患、皮膚疾患。また、体質改善や健康維持など、加齢にともなうエイジングケアの漢方にも力を入れている。
趣味:猫、ランニング、フルマラソン(東京マラソン4回、2013年シカゴ)、自転車など。

おすすめコンテンツ