診療日誌

3月20日(火)

良薬口に苦し・・・・・と言いますが、体に合っている処方はむしろ飲みやすいと感じることが多いのです。

「苦いと覚悟していたら、意外に普通でした」とか、「他の漢方と違って凄く飲みやすいです」とか、なかには「美味しい」とおっしゃってくださる方もいます。 もちろん「口に残って苦かった」とおっしゃる方もおられます。

そのような時には、他に生薬を加えて味を変えたり、似たような作用があって飲みやすい処方に変更も可能です。

御希望される場合は、最初に味見をして頂いて処方を決めても大丈夫ですし、その場で手を加えて風味を変えることも可能です。保険でカバーされない処方も数多く、また単味成分もエキス剤で多数持っているから、味に関しても多少の融通がききます。遠慮なくおっしゃってみてください。

ところで、この写真と本文は全く関係ないだろ!と思われるかも知れませんが、実はそうではなく、これは「食べやすいものが美味しい」、「美味しいものは食べやすい」とは真実ではないと言いたいのです。

近所のレストランのハンバーガーで美味なのですが、とても食べにくい。アメリカに行って食べるハンバーガーも大概食べにくい。食べる時にはこのまま縦切りでもバラバラになるので、パンを外して肉を切って、別にパンを切って・・・・・最初から別々に出してもらいたいです(笑)

クスリは飲みやすいものは体に合っていることが多いのですが、食べ物は食べやすいものが美味しいとは限らないと言いたかったのです。

Takao Hosono, Tokyo

東京診療所 細野孝郎 院長
筆者 細野孝郎 院長
医療法人 聖光園 細野診療所 東京診療所 責任者

昭和63年北里大学医学部卒 日本東洋医学会認定医・日本臨床抗老化医学会名誉認定医

川崎市立井田病院、藤枝市立志太病院、北里大学病院などを経て現在に至る。
北里大学病院では、膠原病・リウマチ・アレルギー外来を経て、漢方外来設立に尽力、担当。
1992年より当院でも診療を開始。
得意分野:内科系疾患全般、月経困難症や不妊などの婦人科疾患、皮膚疾患。また、体質改善や健康維持など、加齢にともなうエイジングケアの漢方にも力を入れている。
趣味:猫、ランニング、フルマラソン(東京マラソン4回、2013年シカゴ)、自転車など。

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