診療日誌

4月12日(木)

写真のティファニーのマグカップに見覚えのある方、こちらを読んでおられるでしょうか?

これは当院で出産祝いにお送りしているものです(左のピンクのお茶は関係ありません)。出産のご連絡を頂いた方々にお送りしています。出産後の体調を早く元に戻す漢方、母乳の出が良くなる漢方などもございます。

不思議なものでバタバタと出産のご連絡を続けて頂いたかと思えば、少し静かな時期もあります。

不妊や妊娠のための漢方治療というと、妊娠した時点や安定期に入った時点で終了と考える方もおられます。実際に体外受精の病院などは心拍確認を過ぎると次第に卒業準備(転院)に入って行きます。

しかし漢方はそんなことはありません。もちろん御本人の御希望次第なのですが、基本の安胎薬(当帰芍薬散)を中心に出血がある時には芎帰膠艾湯、蛋白尿などが出てしまったら柴苓湯、柴芍湯など、つわりが酷い時には小半夏加茯苓湯など、健康な妊娠を継続するための漢方処方は数多く存在します。

母胎をより健康な状態に保つことは、出産前お腹の中にいる時から赤ちゃんを丈夫に元気に育て始めることができるということです。

当院では心拍確認の頃に「ありがとうございました」と漢方を卒業される方、安定期に入って卒業される方がそれぞれ30%程度いらっしゃいます。残りの方が「ここまでやったのだから産むまで続けます」とおっしゃいます。

いずれにせよ、頭を抱えるくらい沢山のマグカップをティファニーに発注することになって欲しいものです。

Takao Hosono, Tokyo

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