人工受精・体外受精と漢方治療

漢方治療だけでは妊娠が困難な場合や、年齢的なことから、併せて人工・体外受精を行った方が良い場合があります。妊娠しやすい体に整えるには、漢方治療が大変有効です。
初診の際に、今後のご予定(妊娠に向けての治療計画)についてお話し合いを致します。

これから人工受精・体外受精を始めようと考えている方

「最初の3ヶ月は血の通りを良くする治療から開始しますので、人工受精や体外受精を始められるのは、少し待って下さい。」とお話することが多いです。
「経過を見ながら、3ヶ月後には血の質を良くする漢方に徐々に移行していきますので、必要であればその時点で人工授精を考えましょう。」
もちろん、その方の御年齢や体調などにより方針は異なりますので、全員にこの様なお話をするわけではありません。1年ほど漢方による不妊治療を行っても妊娠に至らない方の場合、こちらから「以前より身体の状態も良くなってきていますので、まずは人工授精からトライしてみたら如何でしょうか?」とご提案させて頂くこともございます。

現在、人工受精・体外受精をなさっている方

現在、人工・体外受精をなさっていて、妊娠の確率を上げるためにそれに併せて漢方治療をご希望される方もおられます。この様な場合は、人工・体外受精のスケジュールに合わせて、血の質を良くすることをメインとした漢方で治療を行ってまいります。
いずれにしても、不妊治療は時間との戦いと言う側面もあります。その点を踏まえ、患者様としっかりとお話し合いをさせて頂き、漢方治療だけで妊娠しなかった場合も想定に入れて、最初にある程度計画を立てておくことが重要です。

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東京診療所 細野孝郎 院長
筆者 細野孝郎 (Takao Hosono) 院長 (東京診療所)
昭和63年北里大学医学部卒 日本東洋医学会認定医・日本臨床抗老化医学会名誉認定医
川崎市立井田病院、藤枝市立志太病院、北里大学病院などを経て現在に至る。
北里大学病院では、膠原病・リウマチ・アレルギー外来を経て、漢方外来設立に尽力、担当。
1992年より当院でも診療を開始。
得意分野:内科系疾患全般、月経困難症や不妊などの婦人科疾患、皮膚疾患。また、体質改善や健康維持など、加齢にともなうエイジングケアの漢方にも力を入れている。
趣味:猫、ランニング、フルマラソン(東京マラソン4回、2013年シカゴ)、自転車など。

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