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漢方の効かせ方

2019年5月20日 (月)

漢方の効かせ方、と言うコラムを漢方の臨床と言う漢方雑誌で見かけました。内容的には目新しいものではなく、私も以前から同じ様な考えで婦人科系の患者さんを治療していました。しかしそのコラムには脳腫瘍の治療に対しての考えが書かれていましたが、これは全く思いもつかない内容でした。さっそくこの処方の使い方の肝を頑固な蕁麻疹治療に応用してみました。

慢性の蕁麻疹でしばらく経過は良かったのですが、解毒系の処方を長期続けているうちに、何度か再発を繰り返し最後には手が尽きつつある状態でした。そのコラムを読んで、思い切って体表面を開く処方だけに切り替え、次に体内より毒素を排出させる処方、最後にはまた解毒系の処方に戻ると言う三段階の治療です。分かりやすく言い換えれば、体内に溜まった毒素を排出や中和したいのだけれども、それが漢方になかなか反応せず難しい状態なので、まずは毒素排出のための道を作ってあげる。次の段階では排出を促して、最後に体内に残ったものを中和したいのです。

第一段階、第二段階ではやはり蕁麻疹の出方が激しかったそうです。しかしそこを過ぎて今は中和の段階となり、蕁麻疹は出てもポツポツ程度に落ち着いて来ました。三段階で治療すると書きましたが、実は中和段階の次には体質改善(毒素が溜まらない体質、溜まっても自力で解毒できる体)が第四段階としてあります。実際には三段階目で満足して通院中止方にされる方は多いですし、もちろんそのまま蕁麻疹が出ずに経過される方も多いので、どこまでやるのが絶対に正しいと言うのはありません。

今更なのですが、ゴールデンウィークの10連休はみなさま如何でしたでしょうか?当院も申し訳ないながら9連休と長期休みを頂いてしまいました。この間、薬剤師を連れて中国の漢方はどういう使い方をしているのかを見学に行って来ました。当たり前のことですが、使い方は日本漢方と大きく異なります。これもどちらが良いか悪いかなんて正解はありません。どちらもそれぞれ良さそうですし、自分にあった方を選択するしかありません。

中華料理と和食、どっちが美味しいの?と聞かれても、まぁそれぞれだしなぁ〜、としか言いようがないのと同じですね。ともかく10連休は自分には長すぎたと思うので、可能ならば3連休程度を3ヶ月に振り分けて少しずつ休ませてもらえるとありがたいのですが。

Takao Hosono, Tokyo

この記事を書いた医師
東京診療所 細野 孝郎

細野 孝郎(ほその たかお) 院長

医療法人 聖光園 細野診療所 東京診療所 責任者】

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昭和63年北里大学医学部卒 日本東洋医学会認定医・日本臨床抗老化医学会名誉認定医

川崎市立井田病院、藤枝市立志太病院、北里大学病院などを経て現在に至る。
北里大学病院では、膠原病・リウマチ・アレルギー外来を経て、漢方外来設立に尽力、担当。
1992年より当院でも診療を開始。
得意分野:内科系疾患全般、月経困難症や不妊などの婦人科疾患、皮膚疾患。また、体質改善や健康維持など、加齢にともなうエイジングケアの漢方にも力を入れている。
趣味:猫、洗濯、料理、掃除、フルマラソン(サブフォー、シカゴ、ニューヨーク、ベルリン、フランクフルト、香港、東京、大阪、京都、神戸)など。
漢方では、体を整えることで、病気を治したり、また病気になりにくい体作りをします。体のことでお悩みの方はもちろん、現在は健康だと思われている方も、ビタミンを摂るように、自分に合った漢方をみつけて、健康で長く楽しい人生を送りましょう。

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