診療日誌

2月14日(火)

今月号の「漢方の臨床」という雑誌に興味を引かれる記事がありました。タイトルは「怖い内蔵の冷え」です。

「内蔵の冷え」とは漢方で言うところの「裏寒」であり、体の中から冷えていることであって、いわゆる「冷え性」とは異なります。冷え性は手足が寒いと感じるものです。冷え性は自覚出来ることが多いのですが、内臓の冷えは、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と言われるように、気付きにくいのです。

内臓の冷えは、種々の病態を引き起こす原因となるのですが、不妊や生理不順の方などは内臓が冷えているパターンが多いと思います。その冷えから「血の巡り」が悪くなり、その「血の巡りの悪さ」が冷えをもたらすという、負の相乗効果となります。

さて、内臓の冷えのある人に対する私の治療方法は「血の巡りを良くする処方+内臓を温める生薬」の組み合わせで入ります。一般的に、内臓を暖める系の処方で開始するパターンが多いかと思うのですが、血の巡りが悪いままでは温まるわけはありません。

治療を開始すると「お腹の中が温かい感じがしてきた」とか「基礎体温表が全体的に上がって来た!」など比較的早くにおっしゃいます。

さて、いつもストーブの前で暖を取るのが大好きなトム君!

ここまでストーブが好きなのは「内臓冷え性」もあるのかなぁ・・・?

Takao Hosono, Tokyo

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